刑事裁判には、ときに、法医学者、精神科医、画像分析官、様々な専門家証人が登場します。彼らと法廷で対峙するためには、鑑定書等の証拠を読み解き、専門的な知識を身に付ける必要があります。同じ分野の別の専門家に意見を求める必要があるかもしれません。いずれにせよ強力な相手に、素手で立ち向かうわけにはいきません。そのためのノウハウを身に付ける必要があります。
このワークショップでは、専門家証人の尋問のノウハウを指導します。死因や責任能力が問題となる記録を使用して、ブレインストーミングとディスカッション、そして、反対尋問の実演とクリティークを通じて、明日から実践できる専門家証人の尋問の技術を学んでいただきます。
研修スケジュールの大まかな流れは次のとおりです。
1日目
9:30~9:45 オープニング
9:45~12:15 ブレインストーミング
12:15~13:15 休憩
13:15~14:00 講義:専門家証人の尋問
14:00~16:00 実技:専門家証人の反対尋問
16:00~16:15 休憩
16:15~18:15 ディスカッション:専門家証人
2日目
9:30~12:00 実技:専門家証人の主尋問
12:00~13:00 休憩
13:00~15:00 実技:専門家証人の尋問(再)
15:00~15:15 休憩
15:15~17:15 実技:専門家証人の尋問(再)
17:15~17:30 休憩
17:30~18:00 講師による反対尋問デモ
※2019年の専門家証人ワークショップは5月18日から19日にTATA法廷教室(飯田橋)で開催します。